元を辿れば、駐車券を無くしたのがきっかけなんですね。
駐車券って、無くすと最悪は最大料金だったり既定のン万円を払わなきゃいけなかったりすることもあるので大分慌ててたというか、焦っておりました。
んで、でもとりあえず金はどうでもいいから出庫して落ち着きたいな、と思い出庫ゲートまで向かうわけです。
中途半端にググった知識で、駐車券紛失ボタンというものがあり、とりあえずはそれで精算だったり係員の対応を受けたり出来るという、ほんと中途半端な知識だけ持ってゲートまで車を走らせました。
無いんですね、ボタン。この時点で「あっ、これヤベェ詰んだか?」と慌て度合いはかなり高まる訳です。ただ自分みたいなおっちょこちょいはいるんでしょうね、インターホンがついていて管理室と通話できるようになっていました。
そこで通話して事情を話すと、「じゃあバックして○○にある管理室まで来てください」と。
あぁなんだ、どうにかなるんだ……と思い後方を見ると後ろに車列が。
構造的に、とりあえず後ろの一台にどいてもらえばバックしてゲートからの退避自体はどうにかなりそうだったので慌てる場面では無かったのですが、周りに迷惑かけてるこっぱずかしさと申し訳なさで、この時点で慌て度はMAXに。
普段であれば必ず確認する前方のクリアランスをしっかり見ていませんでした。
ハンドルを切りながらバックすると右前方からザリザリと嫌な音。
………これハンドルを無理やり切ったからタイヤが擦れた音だよね?と思い込むことにしました。
さてゲートから退避し、とりあえず一旦車を置けるスペースまで移動して恐る恐る前方を確認します。
あぁ、やっぱ擦れてるッ……!!!しかも割と長い傷だッ……!!!
この時点でもうショックで頭の中真っ白ですよ。
ガッツリとへこんでたりしないのはまだ幸いでした。気付いてないだけでもしかして……というのは否定できませんが。
何にせよ大事に大事に使ってた愛車を、発端は自分のミスで損傷してしまったのですからこれは相当なショックです。そこそこ運転には自信があったものですから、その自信も打ち砕かれたことでさらに倍増しです。まぁ自信過剰なのを一度叩き折っておいた方が後々のためにはなるのかもしれませんが……。
これ誤魔化せる?板金塗装出す?金額はいくら?そもそも日数どれぐらいかかる?え、これ放置してたらサビてマズいかな?頭の中で色々なハテナが駆け巡ります。
今思えば色々考えながらよくもまぁ自宅まで無事故で帰ってきたな、と思うぐらいにテンパりMAXでした。
さて、家に帰って一旦は落ち着くことにしました。
まず最初に近所の板金塗装の業者を探すことにしました。
日数はかけたくない、理想で言えば数時間から半日、最悪は土日つかって1泊2日コースで終わらせて欲しい。金額的には2万円までなら何とか目をつむるけど……。
(※この時点で車に詳しい方は相当無理言ってるのがおわかりかと思います。)
ちなみに今加入してる自動車保険には対物で傷つけた時の保証が含まれていないため、どうあがいても全額自費での負担です。まぁ保険使ったら今度は等級上がって保険料が高くなるのでどっちもどっちなんですが。
それで調べてみたら、既に日数に関しても厳しいことが判明。あくまでネット情報では見積もりで一日使い、その後工場の空きを調べて修理を行うとのこと。持ち込みで即修理なんて自転車みたいにはいかないみたいです。
そして金額……2万円なんかで済むはずありませんね。3万円でも安い方でして、普通にやれば4万とか5万円ぐらいかかる見込みです。
イニシャルDでしたっけ、ガードレールに擦って「板金7万円コースか…」なんてセリフがあるの。
こうやって直面するまではピンと来てませんでしたが、なるほど7万円コースとはこういう事ですね……。
さて、時間的にも金額的にもちょっと厳しいことが判明し、残る手段はもう傷を残しておくという選択肢しか現時点では残っていません。自分の愚かさを戒めるためのモノとしてあえて傷を残すという……。ただやっぱり「事実の記憶」がある時点でもうだいぶ戒められてると感じておりますので、さらにそこから物理的な記憶までは残したくないのが心情。
そんな状態でふと浮かんだのが「これ自分で直せない?」という発想。
そういえば、某ブログで自分でパテ盛ってヤスリかけて色塗って直してる記事を読んだことあるな……。
確かカー用品コーナーに色々スプレー缶売ってたな?
ヘコミがある訳でもなく、表面の傷の修復だけなら、プラモでも似たようなことやってるような……。
あれ、調べた感じ、作業の理屈や工法ってプラモの傷埋めやタッチアップとホントに大差なくない?
……などと考えました。
しかしまぁさっきからネットの情報ばっかり取り込んで鵜呑みにしてるなコイツ……。
それはともかく、どうせ板金塗装するならその前に自分でどこまで誤魔化しが出来るか試してみない?とモデラーとしてちょっと疼くモノがありました。
これでそれなりに目をつぶれる出来栄えに仕上がればヨシ、そうでないなら素直にやっぱダメだったかぁと板金コースです。
そんなわけで、ただいま傷跡にヤスリをかけてパテを持った後に乾燥待ちをしているところでございます。
せっかくなんで色々と写真撮りながら備忘録も兼ねてアップしようかなと思ってます。
何もプロ並みに仕上がってほしいとは言いませんが、これなら遠めにみりゃわかんねぇや、ぐらいのモノになってくれないかなと期待しております。