今日も今日とて泊まり勤務中、先輩のある一言が深く刺さって、多分しばらく抜けないだろう。
明日のダイヤが空いていてどうにも埋まらず、困っていた状況だったが、他の人や管理職の力添えでなんとか埋まった。
自分でも色々と埋める算段は考えていたのだが、実際に埋まった算段は自分のアイデアなど欠片も生きていないものだった。
例えるなら、事態解決を急ぐばかりに自分は新幹線に飛び乗って北へ向かってみたらまったく先へ進めず手詰まりに、他の手段…在来線や空路と言った自分と違う手段を取ってみた諸先輩方がトントン拍子で事態解決に進んで形だ。
埋まって安堵すると同時に、また自分の力で埋めてないな…結果的におんぶにだっこで無能がまた無能晒してるや…と落ち込んでたり引っ掛かるものを感じていたところで、一緒に泊まる先輩がふと一言発した。
「周りの人が埋めてくれて良かったな」
ここ何回かの記事で出てきた、私のことをあまり快く思ってなさそうな先輩の一言。
今まさに自分も同じことを思っていたタイミングで、投げ掛けられると一番きつい一言。
自分の力で何も出来ていないのを自覚しているからこそ一番言われたくなかった、気付かれたくなかったポイント。
なにより、本来は全て自力で処理しなければいけない仕事なのに、他人の力頼りきりで埋まったことに安心してる浅ましい自分を見透かされてるかのような内容にドキリとする。
私は仕事が致命的に遅い。それが例え毎日同じような書類を作るようなルーチンワークだったとしても。
だからこのような閃きだったり、洞察力などが必要とされる仕事にはまったく向いてないタイプの人間だ。
カタチになっていたり、「これで今のとこ問題無しよ」なんて言われて引き継ぐと、たいして中身見ずに大丈夫なんだな、と勝手に自己判断してそれで流してしまう。
明らかにおかしい点があっても、意図的なんだろうなとスルーしてしまう。別におかしくて正解である理由や解釈は貰ってなくても引き継ぎ時にこれで大丈夫って引き継いでるから。
人のやったことを信用しきってる、と言えば聞こえはいいだろうが、それは本当に心のきれいな優しい人だけ。自分みたいなのは「面倒だから突っ込みたくない」とか「大丈夫って言われて貰ってるんだから俺の責任では無い」とか「気付いたから直せとか言われたくない」とかそんな理由である。
何かに取り組むと、「今まで取り組んでた何か」だったり、それ以前にお願いされてた話をすっかり忘れ、言われてあぁ！と思い出したり、途中でやりかけで放置状態になってしまったりする。同時並行というのものが出来ない。
自分が何に置いても通常の人より劣っていることが辛くて辛くてたまらない。何より、これでも早くて丁寧な仕事をしようと頑張っているのだ。
仕事の適性が合わないとかでなく、人間としてのスペックが劣っている。
メンタルが不調だからとかではない、いつもこんな感じ。
