最近、アニメを見るのが怖い
まんじゅう怖いという落語のような意味であったり、何かトラウマを作ってしまったわけではない。
アニメというのは基本的に1話30分もあれば見終わる、CMやオープニング、エンディングを除けば20分ぐらいで見終わることも可能だ。
つまりどういうことかと言えば、アニメを見れば自動的に20分は浪費してしまうということになる。
今の自分に必要なのは時間だ。
休職期間が終わり、現在ワケあって数日だけ追加で休めている現状、もはや「あがく」という表現がうってつけじゃないかと思うほどに時間を稼いでひたすら将来について考える必要がある。一分一秒でも惜しんで、ひたすら思考を巡らせどの選択肢が最適解か導き出す…。
そんな時に、ふとリラクゼーションとしてアニメを見ようと思うことがある。
まぁ言うまでもなくアニメ好きな人間としては癒しになるわけである。
人生の苦悩などはほとんど存在せず(最近は日常モノなのにあえて苦悩を用意することでそれに主人公が突き当たる事をコメディとする作品も増えたが…)、人間関係は極めて良好、あこがれる何かがそこで展開されており、理想の世界に触れることが手軽にできる。
でも現実世界では少なくとも1話見るだけで20分は浪費してしまっている。
この20分、一週間とか一か月も休みが残された人間からすれば大したことは無いだろう。現に休職したての頃は私もアニメをしょっちゅう見て癒されていた。
そういえば夏ごろにも休職まがいのことをしたときにSHIROBAKOというアニメを見て思うことをブログにまとめたような覚えがある。
しかし現状、一日はおろか半日、いや数時間の時間稼ぎすら必要な自分にとってアニメを見ることで20分も持っていかれるのは相当痛い。20分もあれば新たな時間稼ぎのアイデアだったり、そもそもの将来について考える時間となりうるのだから。
もはや癒しが必要なのに癒されている時間すら無いのだ。
今まで考える時間はたくさんあった、でもなぜ今こうなっているか?
簡単な話であって、あーだこーだ理由をつけて結論を先延ばしに…いや、そもそも考えること自体を先延ばしにしてしまっていたからだ。
さっさとスパッと決めない・決められない辺りが何とも無能底辺にふさわしい末路だ。普通の人間ならばこれぐらいのことスパッと…とは行かずとも、せめて年末までには結論出しているだろう。
自分がなぜ社会の落ちこぼれになったのか、その理由の一端を今痛感している。
こんな自分が転職したところで活躍できる場所なんて無いだろう、会社に残ったって無能や役立たずの烙印を押されて終わりだ。
ちなみにこの記事を書きだしてから更新するまで約15分
アニメ一話見るのには足りないけど、ほぼ同等の時間は浪費している。
まぁアニメ見て頭空っぽにするよりかは、辛くなった時に愚痴をぶつけて気持ちを整理するためにやっているこっちの方がまだ頭の中が片付いてる感じがして有意義な気がする。
どっちみち考えが前に進んでいるとは言えないけれど