就活失敗男の路線バス営業所おつとめ日記(ただいま休職中)

18卒の就活生でした。売り手市場と喧伝されているのを真に受けて就活を舐めた結果、秋まで内定先が決まらないという痛い目を見た挙句、入社してからは業務のしんどさとパワハラまがいの扱いをされて精神を壊してしまった失敗だらけの社会不適合者。今はとある路線バスの営業所で定期売ったり電話対応したり配車係の仕事をやって───いました。現在2回目の休職してます。営業所のお仕事日記を書きつつストレスや心の闇をぶつける暗いブログ

もう少しで3/1を迎える。

言うまでもない、3/1と言えば就職活動の実質的な解禁日だ。

本来は6/1まではどの企業も選考開始を待たなければならない…などという経団連のお触書はどこへやら、3/1の段階でもう選考は始まっているようなものだ。いや、もっと言えば冬のインターン、夏のインターンに参加したかどうかでもうスタートダッシュに差がついているのかもしれない。

 

かく言う私も、インターンシップには一社だけ参加した。当時、大本命だった企業のインターンだ。インターンに出れたことが嬉しかったし、その会社の説明会を含め就活関連のイベントにはほぼ毎回顔を出した。人事の人には顔と名前を覚えてもらえた。

そこまでして選考はどうなったか?それはもう言うまでもないだろう・・・。あんなにゾッコンになり、交通費やその他経費を惜しむことなく注ぎ込んだのがバカみたいだった(その会社は交通費等の支給がまったく無い。)インターンに行けば有利だとか、人事と仲良くなれば安心だとか、色々話には聞いていたけど少なくとも自分がそれを実感することは無かった。

いや、本当はその恩恵があったのかもしれない。その恩恵を加算してもマイナスになってしまうほど、面接がひどかったと言われれば納得せざるを得ない節もある。

あの当時、私の面接作法やエントリーシートはほぼ独力で完成させていた。現在の内定先から内定をもらった際に触れたように、私は就活初期のころ、就職課を一切頼っていなかった。いや、一度見せに行ったかな?その時にボロクソ言われてこいつは何もわかっていないと友人に悪態ついていた記憶もある。とにかく、ほぼ他人からの添削無しだった。11月まで内定が出なかった男が、就活初期の春に書いたエントリーシートだ、内容がどれだけ酷いかは説明するまでもないだろう。そしてそれをベースに、少しずつ手入れや改善、内容差し替えも加えつつ長いこと戦ってきた。そりゃ内定が出ないわけだ。出たとしてもとんでもないところだったし。

 

閑話休題

 

3/1から就活が始まる。ちょうど1年前自分も通った道だ。あの時の緊張感、絶望感、ほんの少しのワクワク感、あれと同じような想いを胸にした大学生たちが大勢ビッグサイト幕張メッセに集まっていることだろう。ガッチガチに準備をして就活に挑む子もいれば、当時の私みたいにとりあえず参加しただけ、気になる数社見たら帰ろう、なんて能天気な子もいるだろう。

この合説で頑張った子が就活を制するとか、数社しか見ない子は地獄を見るとかそういう話をしたいわけじゃない。今年もまた、自分みたいにタクシーを志望して一時的にでも夢を見てしまう子たちが生まれると思うと心が痛い。

就活を甘く見て、志望先からお祈りをたくさんもらう子が出てくると思うと心が痛い。

・・・あの時、真面目にやってれば違う未来に進んでいたのかもしれないと思うと、取り返しのつかないことをした後悔で心が痛い。

 

これから就活に取り掛かる後輩たちへ。

後悔しないように、全力で挑んでほしい。面接や試験は運だと思ってるかもしれない。それが一理あることは否定しない。でも、しっかり練ったエントリーシートや試験対策は必ず実を結ぶ。運要素を実力で捻じ曲げることができるはずだ。

後になって、あの時もっと頑張ってれば、対策してれば、なんて悔やんでも遅い。一年上の人間がその道を突き進んでどれだけ後悔しているか。まだ間に合うからその道に入ろうとしてはダメだ。

何より、人を頼ろう。就活なんて一人で出来ると思わず、周囲の大人や就職課にどんどん通ってほしい。就職課が頼りにならないなんて周りのみんなが言ってても、一度でいいから添削してもらおう。それで内定を取れた人間がここにいるんだから。