就活失敗男の路線バス営業所おつとめ日記(ただいま休職中)

18卒の就活生でした。売り手市場と喧伝されているのを真に受けて就活を舐めた結果、秋まで内定先が決まらないという痛い目を見た挙句、入社してからは業務のしんどさとパワハラまがいの扱いをされて精神を壊してしまった失敗だらけの社会不適合者。今はとある路線バスの営業所で定期売ったり電話対応したり配車係の仕事をやって───いました。現在2回目の休職してます。営業所のお仕事日記を書きつつストレスや心の闇をぶつける暗いブログ

仕事で必要になるということで電卓を買った。というか買わされたに近い。

せっかくの休日に、会社で必要なものを、どうして自腹切って買わなきゃいけないのか…と半ば怒りすら覚えるが、そこは我慢。流石になんでも難癖つけて会社への不満に昇華するなんて不毛なことはやめにしよう…と考えたそばから「その手の備品は会社から支給される」「会社の経費で買ってもらえることも多い」などというネットの書き込みを見かけてしまいやはり不満になる。

実際のところ、電卓はヨソの会社ではどう扱われているんだろう。

 

そんなこんなで、家電量販店の電卓売り場を前に、給料出てるんだから電卓ぐらい自分で買えという良心と電卓ぐらい会社の経費で落とせよという悪心がせめぎ合ったり合わなかったりしていた。

 

それなりに安い値段でこちらの要求する機能や使い勝手を持っている物を買えた。

少し厚みや形に妥協があり100%の満足はしていないが、値段が値段だ、そこは目をつむった。

 

 

それで今日の本題。

電卓を買うと使い勝手を試すために色々とパチパチいじりたくなるのが人間の性だろう。適当な計算をしたり、意味もなく難しい計算をしてみたり、気になってた計算を解かせてみたり・・・これがアダになった。

辞めとけばいいのに、「月給を労働日数で割ってさらに拘束時間で割って時給を求めたらいくらになるのか」などというひらめきが生まれてしまった。

 

まぁこうして記事にして不満を吐き出すぐらいだから良い結果でなかったことは言うまでもない。

細かい数字は身元を誤魔化す上だったり職業を曖昧にするために出せない───という格好いい理由じゃなくて安すぎる給料がみっともなくて出せないのだが───結論から言えばその辺のバイトレベルの時給だった。

「その辺のバイト」というと色々な解釈や数字の差が生まれるからあえて断定的に言うならば、今の人手不足の世の中で、都内・周辺県で大学生のバイト募集で見かける時給レベルである、とは言っておこう。

 

正直に言って、今の自分の受けている苦痛に対する対価としては少し物足りない。

仕事も満足にできない新人だから、という補正をかけたとしてもほんの少し物足りない。

なにより金額の問題ではなく、自分のやってきた仕事や受けてきた苦痛に対して払ってもいいだろうと会社の判断した対価が、その辺の学生バイトと同等ということが悔しいし悲しい。

 

でも冷静に考えてみれば、学生だってバイトをしている中で辛いこと嫌なことは当然あるはず、正社員だけがキツいわけじゃない。それに新人補正をかけて踏まえれば別に同等で何が問題なのか・・・という結論に収束しかけていた・・・しかけていたが、ふと気付いた。

 

「あぁ、給料天引き分考えたらもっと時給安いわ・・・」

 

労働組合費とかお茶代とかもはやなんで引かれているのかわからない費用とか諸々含めたら時給いくらで働いていることになるのだろう・・・

怖くて計算できなかった。流石に三桁まで割り切ることはないだろう、ないと願いたい。

 

 

そしてまたふと気づいてしまった。

 

「あぁ、ウチいくら残業しても残業代ゼロだったな」

 

残業時間も踏まえて勘定したら時給いくらになるんだ、自分

 

 

晴れて社会人になって、頑張ったり辛かったり苦しかったり理不尽だったり、色々なことを経験した。もう子供じゃないんだから通信簿でわかりやすい結果を出してもらえない今、給料というのは一番「通信簿」に近い存在だ。

その給料が、その辺のバイトレベル、下手せずともバイトとして働くより安い給料であることに労働へのモチベーションが落ちてしまった。

先の記事でも書いたが、同僚が心を壊してしまい、さらに退職者数名が出たことによる定数不足で忙しくピリピリした環境に落とされている。これで仕事を覚えてきて最近困らなくなってきた!なんて前向きな状況ならよかったものの、おあいにく様で仕事の覚えが悪い、遅い、とボロクソに言われてへこんでいる最中だ。

もうどうやって仕事を続けていけばいいかわからない。

 

新人だから仕方ない、の一言ですべてを収めてしまえばいいし、実際我々より上の世代の人から見れば新人なら当たり前、新人のくせにわがままな、なんて言われるだろう。

だが新人にも我慢の限界というものはある。

その我慢の限界にだんだんと近づいてきたような気がする。

 

あれだけタクシーは嫌だタクシーは嫌だと言って入った会社だけど・・・正直続けられる気がしない。