履歴書の内容が頭に入らない、とは言っても書いたのは自分だし、基になっている文章だってそもそもは自己のエピソードだし、修正されたとはいえそもそも自分で書いたものだ。
ちょっと目を通せば少なからず何を書いたのか記憶は蘇るし、それなりに話せそうな感じはする。
それでも何だかすわりが悪い感触だ。
与えられた記憶をロールプレイングしているような感覚だ。
しかしそれでいて自分の実体験に基づいているからつじつま合わせはできる・・・
現場をヤジウマしていた人間が、さも当事者のように事件を語るような感じに近いかもしれない。
もしくは、ネットのウワサを聞きかじって推測を組み合わせだけで業界ツウにでもなった気分になるあの感覚か。