バス会社の事務方の勤務には大きく分けて3種類ある。
これはあくまで自分のとこの例。
・早番
基本的に9時~17時
午前中~夕方の窓口・電話対応であったり、泊り明けの退勤~泊りの出勤までの引き継ぎ、その他雑務を片付ける役目。
・遅番
基本的に13時~21時
午後~夜にかけての窓口・電話対応であったり、一番の役目は各種「日次締め」の作業をやらなければいけないこと。
・泊り
前回と前々回で紹介した業務。12時~翌日10時までの間。途中0時~5時で仮眠あり。
運行管理に携わる仕事。一番嫌い。
本来は業務次第でもっと細かく出退勤時間が前後するのだが、ほぼほぼこの3種類だと思ってもらえれば大丈夫である。
さて、この3種類の勤務、毎日ローテーションで回ったりとか、一定期間これに専任なるとかではなく、本当にバラバラで回ってくる。
当然、休みの間隔もバラバラになってくる。
例えば適当に抜き取った10日間のシフトを想定しよう。
月…休み
火…早番
水…休み
木…休み
金…遅番
土…泊り
日…明け
月…遅番
火…早番
水…休み
適当に書いてあるけど、実際あり得るシフトなのだ。
休んで一日出てまた2日休める!と思ったら出勤バラバラな5連勤になっていて、しかも後半には遅番→早番という出退勤のだいぶ詰まった勤務になっている。
そうなると時間の不規則性ゆえに「毎日の日課」みたいなものが一切できなくなる。
アプリゲームのデイリーミッションとかそういう簡単なものならばいいが、そういうふざけたものではなくちゃんとした日課が本当に何もできなくなる。
退勤したらゲーセンで遊ぶとかのゆる~いものから、帰宅したら1時間のウォーキングをする真面目なタイプとか、そういうのがほぼほぼできなくなると考えてもらっていい。
いや、それでも時間取ろうと思えばとれるじゃん?と思われそうだが、いつもの時間・いつもの流れというのが組めなくなるのは体験してみると結構痛い。
自分みたいなものぐさなタイプだと、仕事終わりにやるのは平気だけど、仕事前にやるのは嫌だ、少しでも休息取りたいんだけど…となるのだ。
特に「これから日課にしたいな!」とか、「日課にしないとダメだな!」という取り組みがある場合は厳しさ倍増である。取り組み始めた次の日に勤務時間の都合でもう日課としてこなせないとか普通にある。三日坊主どころか初日でもう終わる。
そんなわけでバス会社……というか交代制・シフト制の勤務で働くことのふと思ったデメリットや悩みを書いてみた。